【履修年度:2023年度】B1111207L

科目名【授業題目(基礎教育科目のみ)】 他学科履修 単位数 時間数
ボランティア入門 【自発性と社会的な問題解決の活動】 2単位 30時間
基礎/専門 学科/専攻 年次・学期 必修/選択 分野 講義形態
基礎[B] 福祉[11] 1年次・春学期[11] 選択[2] 総合分野[07] 講義[L]
開講情報(学期・曜日・時限)  
春学期 : 水曜-3限
担当者  
西本 哲也 , 藤田 大介 , 植田 嘉好子 , 門利 知美
対象学科  ※この科目は以下の学科で開講します。
[福祉]医療福祉(1年) , [福祉]臨床心理(1年) , [福祉]子ども(1年) , [技術]健康体育(1年) , [技術]臨床栄養(1年) , [技術]臨床工学(1年) , [技術]臨床検査(1年) , [技術]診療放射(1年) , [マネ]医療経営(1年) , [マネ]医療秘書(1年) , [マネ]デザイン(1年) , [マネ]医療情報(1年) , [看護]保健看護(1年) , [リハ]理学療法(1年) , [リハ]作業療法(1年) , [リハ]言語聴覚(1年) , [リハ]視能療法(1年)
講義形式  
対面授業
実務経験を通じた実践的教育内容  
特になし
授業のねらい  
ボランティアの語源はラテン語のボランタス(voluntas)とされ、その意味は”自由意志”です。
ボランティアの歴史や概念を把握し、様々なボランティア活動を知ることは現代社会の多様性を理解するうえで役に立ちます。また、現代社会のボランティア活動に対する期待と学生に対する期待の双方を知っておくことで、今後の学生生活をより有意義に過ごすことにつながります。
到達目標  
この授業では、基礎的なテキストや各種の統計資料を用いて、ボランティアの歴史・概念・活動領域を把握するとともに、分野・テーマ別にボランティア活動を理解していきます。
卒業認定・学位授与の方針と本科目の関連  
この科目の修得は、本学科の定めるディプロマポリシーのうち、以下のポリシーの達成に関与しています。
3. 医療福祉という総合的な視点を持ち、学際的に議論する力の修得を通して、物事の本質を見抜き、医療と福祉の両分野における多様な課題を解決し得る判断力を養う。
授業内容  
ボランティアの理念・思想、知識として、身体障がい・知的障がい・精神障がいの理解、障がい者スポーツ、移動支援について学びます。
授業の特色  
ディスカッション・ディベート、グループワーク、プレゼンテーション、実習・フィールドワーク、課題解決型学習、双方向授業
授業計画  
[1]ボランティア論① 基礎編(動機・理念・思想)
[2]ボランティア論② 展開編(活動の手がかりや方法)
[3]ボランティア論③ 展開編(活動を支援する機能)
[4]移動支援① 基礎知識
[5]移動支援② 基礎技術
[6]移動支援③ 応用技術
[7]障がい者スポーツの意義と理念
[8]コミュニケーションスキルの基礎
[9]障害者スポーツに関する諸施策
[10]各障がいの理解① 身体障がい(肢体不自由、視覚障がいを含む)
[11]各障がいの理解② 身体障がい(聴覚・音声言語障がい、内部障がいを含む)
[12]各障がいの理解③ 知的障がい(発達障がいを含む)
[13]各障がいの理解④ 精神障がい
[14]ボランティア活動報告 グループディスカッション
[15]ボランティア活動発表会

評価方法  
[レポート] 30%(授業全般にわたっての理解をレポートにより確認する。)
[受講態度・その他] 70%(グループディスカッションおよびリアクションペーパーで授業の理解を確認する。)
学修成果に対するフィードバック  
リアクションペーパーは必要に応じて次回以降の講義内でコメントする
テキスト  
特になし
参考書  
岡本榮一, 菅井直也, 妻鹿ふみ子『学生のためのボランティア論』()(2006)(ISBN:4873080533)
日本障がい者スポーツ協会『障がいのある人のスポーツ指導教本:2020年改訂カリキュラム対応』()(2020)(ISBN:9784324108031)
Webを通じて無償で入手可能な教材・ソフトウェア等  
特になし
準備学習等  
【自宅学習時間の目安】 予習時間:1 時間、復習時間:1 時間
予習としてテキストを読んでください。復習としてノートを見直して下さい。
担当教員からのメッセージ  
ボランティアの本質は、自発性と社会的な問題提起やその解決にあり、ボランティアの活動は、自分のしたい気持ちから出発して、自分のしたいことの実現を通して社会的な問題を解決する営みです。ボランティアとは、「何をすることなのか」ではなく「なぜするのか」「どのようにするのか」に核心があります。みなさんの生活の中から、身近なボランティア観をつくってみてください。